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「令和の百姓一揆」に参加しました
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お米の生産や消費について様々な立場で考える機会として、「令和の百姓一揆」が7月13日(日)にとりぎん文化会館で開催されました。鳥取県生協からは、井上理事長が報告者として参加しました。
第1弾の生産者・消費者合同集会では、令和の百姓一揆 実行委員長の鎌谷和也さんより、農家の所得補償の確立、コメの安定供給と備蓄システムの構築、地産地消による鳥取の生産基盤づくりなどの課題解決に向けた社会発信などの活動への賛同が呼びかけられました。


続いて、「生産者が安心して生産し、消費者が安心して食べられる世の中を!」をテーマに、多くのメディアでもご活躍の東京大学大学院特任教授 鈴木宣弘教授によるビデオ講演が行われました。ウクライナ危機を発端にした食料争奪戦や、輸入に頼りFAOのハンガーマップでは飢餓国の仲間入りをしている日本の現状紹介、自給率と自給力はリンクしており、地元で生産・消費が出来る基盤を作ることの重要性、命を守る「食」を作る生産者を支える仕組みづくりが大切だと述べられました。

講演の後には3つの団体より報告が行われました。
JA全農鳥取の小里司本部長からは、安心して購入できる農産物を目指して価格を明確にしていくことの報告がありました。次に、株式会社One Seed Farmの西根祐輔代表から、農業従事者の労働環境改善の取り組み報告と、消費者には地元の農産物を買って農業をしたい若者や未来の農業を支えて欲しいとの訴えがありました。最後に、鳥取県生協の井上約理事長からは、消費者生協として、消費者も一緒になって日本の水田・生産者を支える取り組みを行っていくことを報告しました。


西根祐輔 代表

合同集会の後にはデモ行進が行われ、10台のトラクターを先頭に「日本の食と農を守ろう!」「国産の米を食べよう!」のコールで地域農業の発展を訴えながら、とりぎん文化ホールから鳥取駅前までを行進しました。

