東日本大震災被災地の現状

東日本大震災被災地の現状
第20回 “心”の回復の格差

「津波に流されたけど助かりました」「PTSDの治療を受けています」。4年を経過してようやく被災体験や苦しい胸のうちを語れるようになった方々がいます。それもすべてを吐き出すのではなく、ごく一部分をポツリと。 宮城県の調査( […]

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第19回 これからも待ち受けるハードル

沿岸部の景色はまだら模様に変化してきました。がれきの処理が終わり、土地の嵩上げ工事や復興住宅の建設が進む一方で、壊れた防波堤や水門、建物がいまだに残る場所もあります。 仮設住宅には現在も約7万人が暮らし、集団移転事業で住 […]

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第18回 「生きがいを失いたくない」。手しごとコミュニティのいま。

震災発生から間もなく4年、伝えたいことは何ですか? 被災した方々にそう尋ねると、「震災の時はありがとう。これからも被災地を忘れないでください」との言葉が返ってきます。「忘れられると、社会から見捨てられそうで不安です」と話 […]

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第17回 店も顧客も喪失、ゼロから始める経営再建

廃業か再建か。仮設商店街の商店主たちはこの4年間、何度も岐路に立たされてきました。 顧客だった地域住民は被災で散り散りになり人口も減少。加えて資金や後継者の問題などもあり、「再建して果たしてうまくいくのか…」。将来への不 […]

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第16回 スピードアップが求められる復興事業

誰もが経験したことのない甚大な被害をもたらした東日本大震災。行政も、地域の再生・復興のために懸命な努力をしています。今回は、気仙沼市震災復興・企画部の鈴木忠春課長に復興の進捗状況についてお話を伺いました。 小山のような盛 […]

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第15回 待たされる家選び、慣れない住み処

被災地では災害公営住宅の建設が本格化するとともに、被災した人々の入居登録が進んでいます。 入居希望者は自分たちの生活再建計画を念頭に、立地や完成時期、入居条件を見て災害公営住宅を選びます。しかし誰もが望み通りに入居できる […]

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第14回 カビで救急車搬送、劣化が進む仮設住宅

プレハブ仮設住宅の環境は歳月を追うごとに劣化の一途をたどり、入居者を心身ともに追い詰めています。 石巻市では、大量に発生したカビで呼吸困難に陥り救急車で運ばれた住民がいました。建物の傾き、土台の腐食、床のきしみを訴える声 […]

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第13回 いまも震災前の水準から遠く

「復興なんてまだまだ先」「売り上げが震災前の5割程度という企業もまだいっぱいあるよ」。宮城の水産加工業者の多くは、震災によるダメージからいまも十分に回復できていません。水産庁の調査(※)では、宮城県で生産能力が被災前の水 […]

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第12回 販路喪失と風評被害からの回復をめざして

宮城は日本有数の水産県で、大型漁港に水揚げされるマグロやカツオ、サンマをはじめ、浜ごとに養殖されるカキ、銀ザケ、ワカメなど多種多様な水産物を国内外に送り出しています。 大震災の発生から3年半。漁船や養殖施設の復旧に伴い、 […]

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第11回 ケアされない子どもたちへさらに支援を

子どもたちは、地震・津波の恐怖はもちろん、親や友人との離別など大人でさえ乗り越えるには困難な体験をしてきました。先ごろ河北新報社(宮城県に本社を持つ新聞社)が沿岸部の小中学校を対象に行った調査(※)では約7割の校長が「自 […]

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