東日本大震災被災地の現状

東日本大震災被災地の現状
第51回 震災で里親になった人たちを支えていく

宮城県では、震災で両親を失った子ども139人(※1)のうち約6割が里親制度のもとで養育されることになりました。里親となったのは、ほとんどが祖父母やおじ・おばなどの親族です。 「震災で里親になるというのは極めて特殊な体験で […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第50回 障がい者の就労を支援する場を再建するために

震災は、障がい者が通う事業所にも大きな傷跡を残しました。 みやぎセルプ協働受注センターは、就労支援事業所で働く障がい者の工賃向上を目的に様々な支援活動を行なう団体です。同センターの武井博道さんは「沿岸部にある障がい者就労 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第49回 生き辛さを抱える移動困難者たち

高齢や障がい、病気などで歩行が難しく、“自力では行きたいところに行けない”人たちを移動困難者と言います。 どの地域にもいる移動困難者が、いちどきにたくさん、極限の状態で出現したのが6年前の震災でした。 以前から移動に困難 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第48回 楽しいことを自分たちでつくり出す-コミュニティスペースうみねこ

女川駅から車で約15分、海を望む高白浜の集落に、一般社団法人「コミュニティスペースうみねこ」が運営するカフェと農園があります。震災で人口は減少しましたが、イチジク栽培など地元には無かった事業に挑む「うみねこ」に魅力を見出 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第47回 牡鹿半島で温かい交流をつくる-おらほの家プロジェクト

牡鹿半島はほぼ全域が山地で、漁港や集落の多くはリアス式海岸の入り江にあります。 震災は半島で暮らす人たちの生活を一変させました。人口は約4,300人から約2,500人に減少(※)。「過疎化が一気に進んだ」と、牡鹿半島でお […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第46回 地域に、人が集まり、仲間が助け合える場をつくる-戸倉漁師の会

宮城県沿岸の漁港142ヶ所はすべて震災で甚大な被害を受けました。とくに漁港と集落が一体となった地域は生業だけでなく暮らしの基盤も失い、住民離散による故郷消滅の危機にも見舞われました。 南三陸町戸倉は、リアス式海岸沿いに水 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第45回 人口が減っても、経済が回り、選ばれる町を目指す

人口が集中する都市部。なかには被災した町を故郷に持つ人もいることでしょう。 震災後、沿岸部の町では数千人規模で住民が流出するなど急激な人口減少が進んでいます。被災市町にとって、復興の担い手となる住民の流出は大きな課題です […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第44回 住民の自治で新しい故郷をつくる

防災集団移転地や復興公営住宅は、震災で家と故郷を失った人たちの生活再生の場所です。 東松島市あおい地区は580世帯、約1800人が暮らす防災集団移転地です。大曲浜や野蒜(のびる)など様々な地域から移転した人たちが「日本一 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第43回 人とひとが支えあって孤立を防ぐ

「災害公営住宅の自治会活動には、既存の自治会、地域のお世話役、NPOなど“人を支える杖”があることが大事です」。気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターの皆さんがそう言って例に挙げたのが、南郷三区自治会です。南郷三区自 […]

続きを読む
東日本大震災被災地の現状
第42回 震災で親を亡くした子どもと家族に寄り添う

宮城県では1,066人の子どもが震災で親を亡くしました(※)。津波の後で親の死を知った時の絶望、未だ行方不明の親を想う辛さは、想像に余りあります。 あしなが育英会は2014年、東日本大震災で親を亡くした子どもとその家族が […]

続きを読む