東日本大震災被災地の現状
第81回 ―地域とスポーツ― / 戻ってきた人たちが笑顔になれるスポーツの町づくり / 福島県楢葉町
楢葉町は、サッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」で有名な町です。 「多数の天然芝のサッカーコートを有する日本最大規模の施設があることが町民の自慢の一つだった」と楢葉町教育委員会の手島健祐さんは言います。 […]
第80回 ―地域とスポーツ― / 復興した馬術場からいつかオリンピック選手を / 宮城県仙台市/海岸公園馬術場
仙台市は、津波の被害を受けて人が住めなくなった東部沿岸地域の一部を、スポーツやレクリエーションのできる「海岸公園」として再整備しました。 海岸公園馬術場(以下馬術場)はその一角に位置し、馬とのふれあいや乗馬の機会を市民に […]
第79回 ―地域とスポーツ― / スポーツボランティアの“人と経験”をつないでいく / 宮城県仙台市/市民スポーツボランティアSV2004
「市民スポーツボランティアSV2004」(以下SV2004)は、16年前、仙台・宮城で開催されるスポーツをサポートしようと地域の人々が集まって結成した団体です。楽天イーグルスの試合や仙台国際ハーフマラソン大会など、様々な […]
第78回 ―地域とスポーツ― / サッカーで女川町の名前を全国に広めたい / 宮城県女川町/コバルトーレ女川
コバルトーレ女川は、現在、東北社会人サッカーリーグ1部で戦っているサッカーチームです。2006年、スポーツを中心にまちを活性化しようという「女川スポーツコミュニティ構想」のもと、アマチュアのクラブチームとして発足し、数々 […]
第77回 ―地域とスポーツ― / 勝って「石巻ここにあり」を全国にアピール / 宮城県石巻市/日本製紙石巻硬式野球部
日本製紙石巻硬式野球部(以下、日本製紙野球部)は創部から34年、全国大会で8強入りの実績を持つ社会人野球チームです。 2011年3月11日、日本製紙野球部は試合のため東京にいました。数日後、石巻に戻ってきた部員たちが目に […]
第76回 ―まち・住まい・コミュニティ― / 復活した閖上の魅力を発信していきたい / 宮城県名取市/かわまちてらす閖上
名取市内でも津波被害の大きかった閖上(ゆりあげ)地区に、2019年4月、観光と交流の商業施設「かわまちてらす閖上」(以下、かわまちてらす)がオープンしました。名取川の堤防沿いにレストランやカフェ、海産物店などが建ち並び、 […]
第75回 ―まち・住まい・コミュニティ― / 「ゆるやかなコミュニティが息づくオープンな集会所 / 宮城県亘理町/西木倉災害公営住宅ふれあい喫茶
亘理町の西木倉(にしきぐら)災害公営住宅は、阿武隈川と鳥の海に挟まれた荒浜地区にあります。3棟の集合住宅の周囲には住宅や商店がゆったりと建ち並び、のどかな風景が広がっています。 牧野かつ江さんは毎週月曜から金曜の午前中、 […]
第74回 ―まち・住まい・コミュニティ― / 「帰ってきて良かったと思えるコミュニティづくり」 / 福島県広野町/広野町社会福祉協議会
「仮設住宅にいた頃の方が良かった」。地域住民が集う「ふるさとサロン」で根本さと子さん(広野町社会福祉協議会、以下社協)は、参加者がつぶやくのを耳にしました。広野町の避難指示が解除になり、町民が徐々に戻ってき始めた頃のこと […]
第73回 ―まち・住まい・コミュニティ― / 地域課題を解決できる / 自治組織をつくる / 宮城県亘理郡山元復興ステーション
山元町は町域の約4割が津波で浸水しました。被災した住民の多くは、内陸に移転したJR常磐線が通るつばめの杜地区などの新市街地に集団移転し、新たなコミュニティを形成しました。沿岸部に残って暮らすことを選んだ住民たちも、地域コ […]
第72回 ―まち・住まい・コミュニティ― / 「自分たちの町のために何かしなきゃ」 / 集う機会がもたらした地域力 / 宮城県南三陸町社会福祉協議会「結の里」
南三陸町「結(ゆい)の里」は、震災後、ボランティアの活動拠点となったベイサイドアリーナの向かいにあります。木造平屋の建物にデイサービス施設と地域交流スペースがあり、隣の災害公営住宅とはウッドデッキでつながっています。地域 […]