生協商品Q&A

放射性物質

質問:1.生協の食品全てに放射能検査をしてほしい。
答え:

 福島第1原子力発電所の事故後の現状は国が冷温停止を宣言し、放射性物質の放出は大幅に減ったとはいえ引き続き注視していかねばならない状態が続いています。
生協組合員さんからは、放射性物質がもたらす健康被害や食品に対する影響などのご心配の声が多数寄せられています。
今回の事故は国レベルの緊急事態である事から、コープCSネット・鳥取県生協としましても日本生協連の方針と同様、基本的に政府の定める判断指示に沿った対応を行ってきました。
お問い合わせにつきましては「①暫定規制値と4月からの規制値」「②放射能物質に関わる自主検査について」の2点からお答えしたいと思います。

① 政府の設定した暫定規制値は「相当な安全性を見込んだもの」「かなり安全側にたったもの」ですが2012年4月実施で見直しされました。放射性セシウムの暫定規制値は飲料水、牛乳、乳製品、野菜類、穀物、肉、卵、魚、その他に対し200~500Bq/kgでしたが、この4月からの新規制では10~100Bq/kgとかなり厳しい数値に設定されました。
国が設定した規制値は、日本生協連においても食品安全委員会の評価が妥当と判断しており、今後も政府の定める判断指示に沿った対応を行う方針です。
現在、国や自治体がモニタリング検査を実施しており、国の規制値を超えるものについては出荷規制がされています。
コープCSネット・鳥取県生協も新基準に基づく規制がスタートすることでもあり、日本生協連や他事業連合の検査状況、検査データの共同化などの取り組みも進んだことから、コープCSネットで管理するCOOP商品、独自開発商品や農産物についてリスク評価を行い商品選定して検査に取り組むこととしています。

②[放射能物質に関わる自主検査について]
放射性物質に関わる自主検査につきましては、日本生協連他一部の事業連合などが放射能物質を計測できる機器・設備を有しています。
今後もさらに検査体制の強化を進め、検査の結果規制値を超えるものが出た場合すみやかに行政に報告した上でその指示に従っていきます。
日本生協連も含めて生協が行える自主検査数は、時間的にも費用面でも限られており、取り扱い全品目の検査ができません。また、検査した品目でもその中の1回(1品)の検査だけで全商品の安全性が確保されたと断定することはできません(※検査はサンプル検査のため、実際お届け品の全品検査ではありません。)
検査結果は全体の概況や流れをつかんだ上で判断することが重要と考えており、国や行政のモニタリング検査の裏づけが確認できるように自主検査を行なうものです。
生協としましては、行政によるモニタリング検査が実施されている産地においては規制値以下で安全であることを確認してお届けをするとともに、事実の把握と正確な情報の発信を心がけてまいります。
日本生協連では、一般家庭の日々の食事に含まれる放射性物質の量について、生協組合員さんの関心が高く、その実態を科学的に調査することを目的に、2011年11月から「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」を開始しました。

この調査では、237サンプル中226サンプルからは検出限界以上の放射性セシウムは検出されませんでした。検出限界(1ベクレル/Kg)以上の検出がされたのは福島県10件・宮城県1件です。放射性ヨウ素の検出はありませんでした。なお、この調査では食品中に含まれる自然由来の放射性物質「カリウム40」も検査しています。
質問:2.福島原発事故後、放射性物質の調査は行っていますか?
答え:福島原発の事故後より行政が実施してきたモニタリング検査結果の監視を行なうとともに、各県や国が出した出荷規制・出荷制限の出された商品の調査を行ってきましたが、暫定基準等の出荷制限に関わる商品供給での問題はありませんでした。(モニタリング検査はあくまで検査した検体での結果であり、すべての商品が同じ結果を意味するものではありません)
また、放射性物質検査機器を保有する日本生協連検査センターや他の事業連合及び一部会員生協での検査の拡充と相互協力、検査データの共有化も進んでおり、外部の検査機関も活用しながら、2011年3月~2012年3月までに3万件以上の放射性物質の検査を行なってきました。今後も行政のモニタリング検査状況の確認や組合員さんの関心の高いCO・OP商品及び産直商品など(東北・関東甲信越、一部東海地域)の自主検査を行う予定です。
質問:3.食品中の放射性物質の新たな基準値設定が設けられましたが何が変わりましたか?
答え:放射性物質を含む食品からの被ばく線量の上限を、年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに引き下げ、これをもとに放射性セシウムの基準値を設定しました。 食品の区分も暫定規制値の5分類から、特別な配慮が必要な「飲料水」(摂取量が多く代替がきかない)、「乳児用食品」と「牛乳」(子どもへの配慮)は区分し、それ以外の食品は個人の食習慣の違いの影響を最小限にするため一括して「一般食品」とし、4分類になりました。新しい基準値は暫定規制値に比べて厳しくなっています。
質問:4.ベクレル、シーベルトなどの単位は何を表していますか?
答え:

シーベルト(放射線の人体への影響度を表す単位)
人の体が放射線を受けた時、その影響の程度を測るものさしとして使われる単位です。体内に取り込んだ放射性物質の影響は、取り込んだ放射能(ベクレル)に、放射性物質ごとに定められた換算係数をかけることによって求めることができます。 なお、大気中の放射線量は、毎時0.1マイクロシーベルトなど、単位時間あたりで表わされます。

ベクレル(放射能の強さを表す単位)
1秒間に1回放射線を出す能力が1ベクレルです。同じ放射性物質なら、その物質の量と放射能は比例するので、ベクレルで表される数値の大きさは、放射性物質の量を表していると考えることができます。

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