生協商品Q&A

みかん

質問:1.最近のみかんは日持ちしない、何故?
答え: みかん(温州みかん)は、かつては冬期に家庭で大量に購入し、長期保存するのが一般的でした。これは、廊下などの低温、低湿度のところにおいておけば、カビたり、腐ったりすることはほとんどなく、品質の低下もそれほどなかったためです。
しかし、現在の家屋は密閉性が高く、室温も湿度も高くなっています。昔と違って、みかんもカビたり、腐ったりしやすくなっています。冬場のみかんも、適量を買い求め、早く食べ切るほうがよいでしょう。
質問:2.食べ過ぎると手が黄色くなるけれど、何故?
答え: みかんの色素は、果実が未熟なときにはクロロフィル(葉緑素)とカロチノイド色素が主体で、熟するとカロチノイド色素だけになります。みかんを食べ過ぎると、手が黄色みを帯びることがありますが、これはカロチノイド色素によるもので、時間がたてば消えていきます。
質問:3.一本のみかんの木になるみかんの数は?
答え: みかんの木は、よく実をつけた年の次の年は、あまり実をつけません。また成長してから三十年ぐらいの木が実をたくさんつけます。みかん農家では、さまざまなみかんの木の性質をうまく利用しておいしいみかんを毎年、安定して収穫するための努力をしていますが、収穫の目標は、一本の木から60~70kgとされています。一個100gとすると600個から700個となります。
質問:4.摘果とは、どんな作業?
答え: 大きさの揃った味のよいみかんを育て上げるためには、みかんの実ひとつについて、葉が何枚必要か、ということがわかっています、ところが、みかんの木は、五月に花をたくさん咲かせ、その後に小さな実をたくさんつけます。そこで三回に分けて、生育のよくない実からとっていき、最後には葉二五~三〇枚に実が一個の割合になるようにします。夏の太陽の日差しをうけて、一つひとつの実の生育の具合を見比べて、切り落としていきます
質問:5.清見オレンジ(規格外)」が規格外にしても非常に悪すぎる、あっちこっちうてている。
答え: クレーム現品を確認した結果、何個かが赤茶色になっている部分がありました。この部分は「ヤケ果」と言い、果皮障害にあたり、直ぐ腐るものではなく味に支障はありません。「ヤケ果」は打ちキズとは違い、木に成っている間も発生します。原因については、はっきりと解明されておらず、収穫してから貯蔵している時はもちろん、出荷してから組合員さんへ届く間にも発生します。今後の対策として、外観上で選別可能なものについては極力除去して参ります。
質問:6.「産直みかん」の実と皮がくっついていない、ブヨブヨしたものが多かった。これって古いものではないんでしょうか
答え: この果実は、収穫後保管期間が長かった古い果実ではなく、「浮き皮」現象を起こした果実であろうと思われます。10月下旬から11月にかけて降雨量が多く、また気温がが比較的高く推移した場合、みかんの果実の腐敗が急速に進み、腐れや傷みのクレーム品などが多発します。この高温、多湿の条件のものでは、果実に浮き皮(果皮と果肉の生育差が生じ果肉よりも果皮が生育を続け、その間に空間ができるもの)の発生しやすい状況になります。
このような浮き皮果は、配送時に衝撃を受けると皮の浮いた部分が破れたりして、腐敗の要因になりますので、選別時に取り除くように注意しているのですが、手で触れてわからないようなごく軽微の浮き皮であっても配送時の衝撃や箱や袋のなかで果実が互いに押し合うことによって、浮き皮現象がさらに進み、触った感じがブヨブヨしたり、ひどいものは変形したりすものがあります。みかんをご購入頂いた組合員さんは、普段の実や皮の充実した果実に比べて、届いたみかんがブヨブヨしていたので驚かれたと存じます。天候の影響で浮き皮果が多発すると思われる場合は、選別・点検時にさらに注意するようにしていきたいと存じます。
質問:7.伊予柑が大変パサパサして白くなっていて食べても美味しくありません。半分以上そんなのでした。
答え: ご指摘の水分のない、パサパサの状態を「ス上がり」と呼んでいます。原因は、伊予柑が大玉傾向で、特に「3Lサイズ」以上の物に発生が見られ、加えて気候の暖かさが進行を進めた物と思われます。3月は伊予柑の終盤になることから、この時期の「大玉果」の出荷をなくすために1月~2月前半の出荷に改めること、また、生産者の自覚を促すために同封しています「生産者カード」を提出いただければ産地ともに大変役立ちますので、よろしくお願いいたします。
質問:8.「愛媛みかん 1.5kg」のうち、2玉程皮は何ともないのに、中の実にカビが出ていました。これまでこんな事はなかったのですが、台風の影響か何かでしょうか?
答え:ご指摘のように、昨年は台風の襲来が多く、みかんも樹上で擦れたり、例年より多い降水量の影響を受けて腐れの発生頻度が例年より多い状況です。今回の件は現物がないため推測になりますが、台風の風の影響で擦れ果が発生し、擦れキズが目に見えない程微細なもので、そこからカビ菌が侵入したものと考えます。目に見える大きなキズや傷みのみかんは、出荷時と生協の各事業所で開封・検品してからお届けしていますが、今回の場合は目視検品では発見ができなかったものです。今後とも生産者共々、お届け前の検品を今まで以上に丁寧に行うよう努力いたします。
質問:9.冷凍産直みかんが、入っていた内、3コ位甘かったが、後は苦くて食べれなかった。どうしてでしょうか?
答え: 誠に申し訳ありませんでした。 今回の原因についてですが、収穫前のみかんが樹上で異常な低温に晒されると、果肉の繊維質が凍り破壊され、果皮や果肉に含まれる「ナリンギン」などの苦味成分が溶け出して食味時に苦味を感じられたものと推察いたします。今後、収穫時と加工前の検査点検をさらに徹底するよう生産者に申し入れをいたしました。
質問:10.伊予柑ですが、1玉の中で1房ずつで水分があるのと、パサついているものが半分ぐらいありました。原因を教えて下さい。
答え: 原因として考えられることの1つは、樹上で急激な冷え込みにあい、果汁の包まれている細胞が破壊され、果汁が抜けてしまうことです。もう1つは、貯蔵している間自然に果汁が蒸散して、やはり同じような状態になります。
今年は暖冬ですので、後者が原因かと思います。通常、伊予柑は年内に収穫し、6℃から9℃の温度を目安に倉庫貯蔵することにより減酸を行なうのですが、日中は気温が高い日が続き、果実の蒸散が予想以上に早く、水分が抜けてしまった為、このような状態になったものと思われます。これは、外観からは判別ができないため混入してしまいました。
この防護策としてはワックスを表皮にかけることが最善とされていますが、生協では「ノーワックス・腐敗防止剤不使用」を心掛けている為、個体差等にもよりご指摘のような商品をお届けしてしまいました。上記原因により、外観での検品除去が難しいため、組合員さんのお手元に商品が届いてから交換対応をさせていただきますのでお手数ですが班担当者までお申し出ください。

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