機関紙せいきょう 根っこの話 2020年2月
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株式会社シーサット代表取締役社長Yoshiki Tsujimura■村 芳樹氏※鮮魚仲買…市場で目利きをし、そこで仕入れた鮮魚を      小売店や消費市場に出荷販売すること。 弊社は、1950年に山口県下関漁港で鮮魚仲買※の事業からスタートしました。下関漁港では、瀬戸内海、日本海、東シナ海の漁業基地として、フグ、アジ、イワシ、サバ、サワラ、ブリなどの多種多様な水産物が水揚げされてきました。当初は、下関漁港で水揚げの水産物を直接買い付け、加工を施す産地工場としてありました。その後は、組合員さんからの声もあり、国内外の水産物の加工生産まで広げ、商品ほぼ全てを生協へ出荷しています。 近年の傾向として、水産業界を取り巻く環境は年々厳しさを増し、温暖化による自然環境の変化、地球規模での水産物の減少が続いています。たとえば「北欧産カラフト子持ちししゃも」も、今年ノルウェー、アイスランド両国が完全禁漁となり、原料確保が大変困難な状況です。さらに、漁業を担う人たちも高齢化とともに加速度的減少が進んでいます。弊社としては、人手不足を補う対応として、海外実習生の雇用、包装機械や、切身機械などの導入を進めております。 また長年、生協と取引をする中で、商品学習会や開発会議などにも参加し、組合員のみなさんとの交流を深めてきたことは価値があり、原動力ともなっています。「家族に安全で安心な食べ物を」と切に願う組合員さんたちのご期待に応えたいと、可能な限りの実現に向けて取り組んできたと思います。今後も組合員さんご家族、特にお子さんたちに安全で安心な魚を食べさせてあげたいとの強い想いを心に刻み、商品づくりに励んでいきたいと思います。ココがスゴイ!鳥取県生協とシーサットは、取引きを始めて、40年近くになります。下関漁港に水揚げされる新鮮な魚介類を加工して、生協に届けていただいたのが始まりです。創業70年の知恵と経験を活かして組合員に寄り添う商品開発 生食専用の第3工場では、クリーンルーム等の製造工程別に部屋が設けられています。また外気より室内の気圧を少し高く設定することで、外部からのホコリの侵入を防ぎ、衛生管理を維持しています。 厳格な数量チェック、異物混入のチェック、金属探知機によるチェック等、最後まで慎重に行ないます。また、包材表示(賞味期限、産地表示など)の確認もしっかり行っています。 シーサットはもともと港で鮮魚仲買をしていた会社。現在も原料によっては、市場に出向いてセリに参加し、買付けをするものもあるそうです。これまでの培った経験と目利きが活かされています。工場内の徹底された管理体制包装作業まで慎重に自らの目利きで魚を厳選天井照明の間からぶら下がっているフィルター、ここからクリーンな空気が出ます。ホコリだけでなく花粉も入りにくい設定です。第3工場包装作業セリ落としたアジにシーサットの札セリの風景シーサットでは、原料を確保する鮮魚部、また第1〜第3工場と製品に応じて工場を分けて運営しています。シーサットの商品づくり

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