食・くらし・学び

全域『福島訪問ツアー』被災地を視察しました

2018年22日(土)~3(日)の日程で、組合員4名、職員2名の計6名が福島県の被災地を訪問しました。

コープふくしまの方に案内していただき、最初に訪れた仮設住宅の方々のお話では、被災者同士の中でも津波被害者と原発避難者との支援格差による摩擦を感じたり、避難する前に住んでいた家が"避難解除"になり、仮設住宅を出なければならなくなった時、元の家に戻っても店が無い。皆が戻るわけではないのでさみしい。新しい転居先に慣れる自信もない。と、不安な気持ちで前に進めない人も少なくないそうです。現在必要としている支援も、心のケアだったり、物資が必要だったり、それぞれに違うそうです。

被災地を訪れ宿泊、観光で直接支援したり、地元の物や人を利用することで、被災地が活性化し、応援につながるのではないかと思いました。 SANY0182.JPG

帰宅困難区域では、除染作業で出た放射性廃棄物を詰め込んだ袋(フレコンバック)があちらこちらで見られました。道からは遠く見えない何キロも先の海まで続くフレコンバックの山や、避難が解除されれば帰るかもしれない家のすぐそばにも置いてありました。

「いつ移動してくれるかもわからない"仮"置き場がそのまま永久置き場になってしまわないか不安です」と言っておられました。

フレコンバック.JPG

福島県環境創造センター(コミュタン福島)では、原発事故が起きたから放射線が存在したわけではなく、人間が生まれるよりも前から自然界に存在している物質で、絶えず宇宙から降り注いでいるので、高度が上がる飛行機に乗ると、受ける放射線量が多くなったり、大地に含まれる岩石(特に花崗岩に多く含まれる)にも含まれていたり、わたしたちの体や野菜が育つうえで必要なカリウムにも含まれて、身近に存在している事。体外から放射線を受ける"外部被ばく"体内に取り込むことで起こる"内部被ばく"、受けた時の影響や受ける線量の度合い、目に見えない放射線から身を守る方法など、まだまだ学ばなけばならない事が多いと知りました。無知によって起こる"風評被害やいじめ・差別、不安"を解消していくためには、原発事故の甚大さを知り、放射線について11人が関心を持ち、正しい知識を身につけることが大切です。 下の写真は、放射線を可視化してみせる装置 『霧箱』です。

霧箱(放射線が見える装置).JPG

宿泊したホテルのロビーに置いてあった福島を紹介する情報雑誌の中に、「来て」という題名のものがありました。まさに、福島の方のお気持ちを表していると思いました。現状を見てもらいたい。私たちは元気だよ。訪れてくれる方の顔を見て元気をもらっているんだよ!そう言っているようにも感じました。

 旅の最後は、"いわき ら・ら・ミュウ"で、お土産を買って応援!!

参加された組合員は「一度、自分の目で被災地を確かめてみたかった。仮設住宅の方のお話しも聞くことができ、参加をして良かった。」とおっしゃっていました。

SANY0287.JPG 三陸地方で伝えられてきた標語に「津波てんでんこ」「命てんでんこ」という防災教訓があったけれど、徐々に風化しあまり生かされなかった経験がありました。その経験を繰り返さないためにも...

東日本大震災・原発事故を風化させてはいけません!!!

1人でも多くの組合員さんに現地を視察して感じた事を伝えて行きたいと思います。